臍(おへそ)やおなかが痛くなり、臍(おへそ)から膿が出てくる病気です。
もともと胎生期に臍と膀胱は管でつながっています。通常はこの管は成長とともに退縮して管が閉塞し索状組織となりますが、一部の方は、この管が閉塞せずに残ったままとなり、そのような状態を尿膜管遺残と言います。
この残ったままの尿膜管にばい菌が入り炎症を起こし膿がたまってしまう病気を尿膜管膿瘍(尿膜管遺残症)と言います。
通常は抗生剤治療を行いますが、繰り返す場合や抗生剤によりコントロールが悪い場合は手術でこの遺残した尿膜管を摘出することもあります。