お悩みの症状に合わせた診療をご紹介します。
皮ふや泌尿器のお悩みは、誰かに相談しにくいもの。
なので、お一人で抱え込まずに、どうぞお気軽に藤崎うら泌尿器科皮ふ科までご相談ください。
血尿が出る…
尿の通り道のどこからか出血している状態です。膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症や尿路結石・膀胱癌や腎盂癌などの尿路悪性腫瘍の可能性があります。尿路感染症の場合、排尿時に痛みを伴うことが多いのが特徴です。尿路感染症ではない場合は、腹部の超音波検査やレントゲン・尿細胞診検査を行います。
腰痛がある・横腹が痛い・下腹部が痛い…
腎臓結石・尿管結石・膀胱結石などの可能性があります。腹部の超音波検査やレントゲン検査を行い、結石の有無の診断を行います。小さな結石の場合は超音波やレントゲンで描出できないことも多々あり、その場合はCT検査の追加を検討します。CTは尿路結石の位置やサイズの正確な把握が可能です。尿路結石ではない場合、腸炎や虫垂炎(右下腹部痛)などの腸からくる病気や、筋肉や骨などからくる整形外科的な病気の可能性もあります。
頻尿(尿の回数が多い)…
一般的に頻尿とは1日の排尿回数が8回以上とされています。昼の尿が多い方(昼間頻尿)と、夜寝ている間の尿が気になる方(夜間頻尿)と、その両方の方がおられます。頻尿の原因として、過活動膀胱、神経因性膀胱、残尿過多(排尿後でも膀胱の中に尿が残っている状態)、多尿(1日の尿量が多い状態)、尿路感染症、心因性などが考えられます。まれですが尿路に癌などの腫瘍があることもあります。1日の尿量は1000ml~1500mlと言われています。頻尿の方は、超音波検査や残尿検査を行います。
おしっこが出にくい・勢いがない…
膀胱から尿道出口までの尿の通過が悪くなっている状態(通過障害)や、膀胱そのものがうまく収縮できない状態(膀胱収縮障害)であることが考えられます。通過障害の代表的なものは男性における前立腺肥大症で、膀胱収縮障害は神経因性膀胱が考えられます。
排尿後の残尿感(排尿後にまだ膀胱に尿が残った感じ)や排尿後尿滴下(排尿後に下着に尿が少しもれる)を伴うこともあります。また進行した前立腺癌でも同様の症状をきたすこともあり癌の鑑別も重要です。超音波検査や残尿量の評価を行います。
残尿感がある…
排尿後にまだ膀胱に尿が残っている感じがすることを言います。上記、通過障害や膀胱収縮障害の結果、膀胱内に貯留した尿がしっかりと排泄できずに排尿後も残尿が残ってしまう状態です。前立腺肥大症や神経因性膀胱の有無や、実際の残尿量の評価が重要です。残尿過多の場合は尿道カテーテルが必要となる場合もあります。
尿が漏れる…
急に強い尿意が来て我慢できずに漏れる『切迫性尿失禁』や、咳やくしゃみなどの腹圧がかかった際に漏れる『腹圧性尿失禁』、自分で正常に尿が出せず膀胱がパンパンになるまで尿が貯留してしまった結果、尿道から少しずつ漏れ出てくる『溢流性尿失禁』、排尿機能は正常だが足腰が悪いなどでトイレに行くまでに時間がかかってしまい我慢できずに漏れてしまう『機能性尿失禁』、膀胱に尿はたまっていないが尿が漏れないように働く筋肉(尿道括約筋)の何らかの損傷によって常に尿が漏れてしまう『真性尿失禁』があります。
排尿時に痛い…
膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症が考えられます。膀胱炎の場合、典型的にはおしっこの終わりの方に痛みが出る(排尿終末時痛)ことが多いです。尿道炎は男性がほとんどですが、淋菌やクラミジアのような性感染症(いわゆる性病)も多く、パンツに白や薄茶色の膿のような物が付いたり(尿道分泌物)します。性感染症の場合は膀胱炎と治療法が異なるため、原因の特定のために特殊な検査が必要です(尿検査なので痛みはありません)。
睾丸が痛い、睾丸がはれている…
急に睾丸が痛くなり、睾丸の横(主に上方など)に痛みのある塊を触れる場合は急性精巣上体炎が考えられます。精巣上体が細菌性感染をきたした状態で抗生剤治療が必要です。熱が出ることもあります。また、精巣が陰嚢内で回転してしまい精巣への血流が途絶してしまう精巣捻転の可能性もあり、その場合超音波検査で精巣内の血流の有無を確認しますが、精巣捻転が疑われる場合は精巣が壊死を起こす前に緊急手術が必要です(発症後、6~12時間以内に血流を回復する必要があると言われています)。痛みのない睾丸の腫れの場合は陰嚢水腫や精巣腫瘍の可能性があり、陰嚢水腫の場合は柔らかく触れ、精巣腫瘍の場合は硬く触れることが多く、超音波検査を行い診断します。精巣腫瘍(精巣癌)を疑った場合も準緊急的な手術が必要なため早急な泌尿器科受診が必要です。
おちんちんが痛い…
亀頭部分や包皮の一部が赤くなり、腫れて痛みを伴っている場合、亀頭包皮炎が考えられます。どの年代でも起こり、子供でもよく起こり、繰り返すこともあります。この場合、抗生剤入りの塗り薬で治療を行います。包皮の一部が狭くなっているのに、無理して亀頭を露出させてしまい、そのまま包皮が戻らなくなってしまい包皮がむくんでしまう病気を陥頓包茎(カントン包茎)と言いますが、陰茎が血流障害を起こすと最悪陰茎の壊死を起こす可能性もあり早急な泌尿器科受診が必要です。
勃起しない…
加齢や肥満、運動不足、糖尿病、喫煙、心因性など様々な理由によって勃起できないもしくは勃起の状態を十分に維持できない状態のことを勃起不全(ED)と言います。高血圧や糖尿病などの全身疾患が見つかる場合もあります。